【2022年】iPhone12 レビュー。ハイエンドiPhoneシリーズ

iPhone12のレビューをまとめました。

Contents

1 iPhone12シリーズの概要
2 iPhone12 Proとの違い
3 iPhone12 miniとの違い
- 3.1 通常モデルとminiモデルで共通する部分
- 3.2 miniモデルがおすすめなケース
4 iPhone11との違い
5 iPhone13との違い
6 A14 Bionicチップの実力
7 iPhone12シリーズの購入
8 iPhone12シリーズにおすすめの周辺機器・アクセサリー
9 まとめ

iPhone12シリーズの概要

iPhone12は、iPhone12 mini、iPhone12、iPhone12 Pro、iPhone12 Pro Maxの4つのバリュエーションが存在します。それぞれのiPhone12シリーズは特性が異なり、miniは小型で持ちやすいなどの特徴があり、Proシリーズは無印のものより性能が向上しており、Pro Maxは本体とバッテリーの容量が大きいという特徴があります。

筐体が四角くなった

これまでのiPhoneは角がなく、丸い本体という特徴がありました。しかし、iPhone12シリーズから本体が角張った、四角い筐体へ変更されました。四角くなったことで持ちやすさや、本体の大きさなどが変化しました。

iPhone11から30gほど軽量化されている

iPhone11から筐体が変更されたことで、バッテリー等が小型化し、本体の重量が30gほど軽量化しました。

バッテリーの容量は減ったが、バッテリー持ちは変わらない

CPUの性能向上等により、物理的なiPhone本体のバッテリー容量は減りましたが、全体のバッテリー持ち時間はほとんど変わっていません。Apple公式サイトの比較でも、iPhone11とiPhone12は同じ「最大17時間のビデオ再生」という表記になっています。

iPhone12のカラーバリュエーション

iPhone12は、以下のカラーバリュエーションがあります。

グリーン
パープル
ブルー
ホワイト
ブラック
レッド

パープルカラーの追加

iPhone12発売当初はパープルがありませんでしたが、後からパープルが発表されました。

miniモデルの登場

iPhone12シリーズでは、初めてminiモデルが登場しました。miniモデルでは、本体が小型化・軽量化されています。ここ最近のiPhoneの傾向として、筐体・ディスプレイの大型化ということがあったので、小型のiPhoneの需要を見込んで開発されたものと考えられます。

12 miniが一定数需要があったことから、13シリーズでもminiモデルが発売されました。

置くだけ充電に対応

背面がガラスになっており、背面に埋め込まれたコイルで置くだけ充電に対応しています。

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MagSafeが追加された

背面にマグネットが埋め込まれており、背面にある磁力で充電中にワイヤレス充電器と本体がずれないようになっています。

iPhone12 Proとの違い

Proモデルと通常モデルの違いを表にまとめました。

	iPhone12 Pro	iPhone 12
カラー	パシフィックブルー、ゴールド、グラファイト、シルバー	パープル、ブルー、グリーン、レッド、ホワイト、ブラック
カメラ	望遠広角超広角	広角超広角 —
ビデオ撮影	ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影（最大4K、60fps）	ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影（最大4K、30fps）
カメラズーム	4倍の光学ズームレンジ	2倍の光学ズームレンジ
LiDARスキャナ	ナイトモードのポートレート、暗い場所でのより速いオートフォーカス、次世代のAR体験をもたらすLiDARスキャナ	×
筐体	医療に使われるレベルのステンレススチール	航空宇宙産業レベルのアルミニウム
重さ	187g	162g
ストレージ	128GB、256GB、512GB	64GB、128GB、256GB

iPhoneのモデルを比較する – Apple

通常モデルと共通する要素

Proモデルと通常モデルで同じ要素を以下の表でまとめました。

	iPhone12 Pro	iPhone 12
通信	5G	5G
ディスプレイサイズ	6.1インチ	6.1インチ
ディスプレイ	Super Retina XDRディスプレイ	Super Retina XDRディスプレイ
バッテリー持ち	最大17時間のビデオ再生	最大17時間のビデオ再生
筐体サイズ	146.7 mm 71.5 mm 7.4 mm	146.7 mm 71.5 mm 7.4 mm
CPU	A14 Bionic	A14 Bionic
コア数	2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した6コアCPU 4コアGPU 16コアNeural Engine	2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した6コアCPU 4コアGPU 16コアNeural Engine
MagSafe	〇	〇

iPhoneのモデルを比較する – Apple

Proのカラーバリュエーション

Proモデルは、通常モデルのiPhone12とカラーバリュエーションが異なります。

パシフィックブルー

ゴールド

グラファイト

シルバー

Proモデルがおすすめなケース

Proモデルがおすすめなのは次のようなケースです。

バッテリー持ちの良いiPhoneを使用したい場合
ゲームアプリで長時間遊ぶ場合
高負荷な処理を長時間行う場合
高性能カメラを使用したい
他

iPhone12 miniとの違い

miniモデルと通常モデルの違いを表にまとめました。

	iPhone 12 mini	iPhone 12
ディスプレイサイズ	5.4インチ	6.1インチ
筐体	131.5 mm 64.2 mm 7.4 mm	146.7 mm 71.5 mm 7.4 mm
重量	133 g	162 g
バッテリー持ち	最大15時間のビデオ再生	最大17時間のビデオ再生

i`honeのモデルを比較する – Apple

通常モデルとminiモデルで共通する部分

	iPhone12 mini	iPhone 12
通信	5G	5G
カラー	パープル、ブルー、グリーン、レッド、ホワイト、ブラック	パープル、ブルー、グリーン、レッド、ホワイト、ブラック
ディスプレイ	Super Retina XDRディスプレイ	Super Retina XDRディスプレイ
CPU	A14 Bionic	A14 Bionic
コア数	2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した6コアCPU 4コアGPU 16コアNeural Engine	2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した6コアCPU 4コアGPU 16コアNeural Engine
カメラ	広角超広角	広角超広角
ストレージ	64GB、128GB、256GB	64GB、128GB、256GB

i`honeのモデルを比較する – Apple

miniモデルがおすすめなケース

miniモデルがおすすめなのは次のようなケースです。

小型・軽量のハイスペックiPhoneを利用したい場合
価格の抑えられた最新iPhoneを使いたい場合
他

iPhone11との違い

iPhone12の旧モデル、iPhone11との違いを表にまとめました。

	iPhone12	iPhone11
通信	5G対応	4G対応
カラー	パープル・ブルー・グリーン・ブラック・ホワイト・レッド	パープル・イエロー・グリーン・ブラック・ホワイト・レッド
ディスプレイ	Super Retina XDRディスプレイ（有機EL）	Liquid Retina HDディスプレイ（液晶）
ディスプレイサイズ	6.1インチ	6.1インチ
サイズ	146.7 mm 71.5 mm 7.4 mm	150.9 mm 75.7 mm 8.3 mm
重量	162 g	194 g
CPU・GPU	A14	A13
コア数	2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した6コアCPU 4コアGPU 16コアNeural Engine	2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した6コアCPU 4コアGPU 8コアNeural Engine
カメラ	広角・超広角	広角・超広角
バッテリー持ち	最大17時間のビデオ再生	最大17時間のビデオ再生

iPhoneのモデルを比較する – Apple

5Gへの対応

iPhone11から12へのアップグレードによって、5G通信への対応が可能になりました。iPhone11シリーズより以前のiPhoneシリーズでは4Gまでしか対応していませんが、iPhone12であれば問題なく5Gでの通信が可能です。

ディスプレイサイズはそのままで小型・軽量化

iPhone11、12ともに6.1インチのディスプレイですが、iPhone12の方が32g軽く、筐体の大きさも小さくなっています。

バッテリーの持ち時間も同じ

iPhone本体を軽量化させた影響でバッテリーの容量がiPhone11より少なくなっていますが、CPUの省電力化により、バッテリーの持続時間は同じです。

A13 BionicからA14 Bionicチップへのアップグレード

CPU・GPUがアップグレードされます。A13 BionicとA14 Bionicの比較は後述します。

Apple A14 Bionic – ベンチマーク、テスト、および仕様 – cpu monkey

iPhone13との違い

iPhone12の次世代モデル、iPhone13との違いを表にまとめました。

	iPhone12	iPhone13
通信	5G対応	5G対応
カラー	パープル・ブルー・グリーン・ブラック・ホワイト・レッド	グリーン・ピンク・ブルー・ミッドナイト・スターライト・レッド
ディスプレイ	Super Retina XDRディスプレイ（有機EL）	Super Retina XDRディスプレイ（有機EL）
ディスプレイサイズ	6.1インチ	6.1インチ
サイズ	146.7 mm 71.5 mm 7.4 mm	146.7 mm 71.5 mm 7.65 mm
重量	162 g	173 g
CPU・GPU	A14	A15
コア数	2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した6コアCPU 4コアGPU 16コアNeural Engine	2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した新しい6コアCPU 新しい4コアGPU 新しい16コアNeural Engine
カメラ	広角・超広角	広角・超広角
バッテリー持ち	最大17時間のビデオ再生	最大19時間のビデオ再生

iPhoneのモデルを比較する – Apple

5G対応

12、13、ともに5Gに対応しています。

カラーが異なる

12とカラーバリュエーションがすべて異なります。同じブルー・グリーンでも実際の色が異なります。

カメラの位置が12と異なる

iPhone12と区別するためだと思われますが、iPhone13の背面にある2つのカメラの位置が、縦に二つ並んでいる状態から斜めに二つ並んでいる状態に変更されました。

ノッチが縮小

顔認証などを行うセンサー等が埋め込まれているノッチが小さくなりました。これにより、視認可能なディスプレイの面積が増加しています。

バッテリー持ちが伸びる

CPUのさらなる省電力化でバッテリーの持ちが長くなっています。

A14 Bionicチップの実力

iPhone12にはA14 Bionicチップが搭載されます。iPhone11、13シリーズに搭載されているCPUと比較します。

A14 Bionicのベンチマーク

A14 Bionicのベンチマークをまとめました。ベンチマークはCPUやGPUなどの性能を数字で表したものです。

Geekbench

スマートフォンのCPUの性能を測定した数値を確認します。

Geekbench A13とA14（iPhone11と12）の比較

GeekbenchでのA13 Bionic（iPhone11）とA14 Bionicチップ（iPhone12）の比較です。以下の画像はシングルコアでの比較になります。

Apple A14 Bionic vs Apple A13 Bionic – cpu monkey

以下の画像はマルチコアでの比較です。

1~2割ほど性能が向上しています。

Antutu

Antutuは、CPUだけでなく、GPUも含めた数値を確認することができます。

Geekbench A13とA14（iPhone11と12）の比較

AntutでのA13 BionicとA14 Bionicチップの比較です。

iPhone12のバッテリー持ち

iPhone12のバッテリー持ちはApple公式サイトで確認すると「最大17時間のビデオ再生」となっています。iPhoneのバッテリー持ちは、以下の2点に影響を受けます。

iPhone本体に搭載されているバッテリーの容量
CPUの性能

iPhone11とiPhone12はApple公式サイトで確認すると同じ「最大17時間のビデオ再生」となっていますが、バッテリーの大きさはiPhone11の方が大きく、iPhone12の方が小さくなっています。バッテリーの容量が小さいiPhone12がiPhone11と同じビデオ再生時間を実現できているのは、CPUの処理性能が向上しているからということにほかなりません。