大学へ入学するにあたってパソコンが必要になるかと思います。大学で必要なパソコンの概要や、おすすめのパソコンをまとめました。
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WindowsかMacか
Windowsは、マイクロソフト社が開発したOSです。MacはApple社が開発したOSです。OSとは、オペレーティングシステムのことで、アイコンの見え方などを構成しているプログラムです。
大学で使うのに適しているOSはどちらかなどについてまとめていきます。
WindowsとMacの違い
ユーザーからみたWindowsとMacの主な違いは、キーボードの構造が異なることです。Windowsにはあるが、Macにはないキーボードが存在したり、似たような機能をもっているが名称が異なるキーが存在します。さらに、WindowsとMacは、変換のやり方が異なるなど、操作感が完全に異なります。
Windowsでは使えるアプリも、Macでは使えないということもあります。
デスクトップとノートパソコン
大学生であればパソコンを持ち運んで使うこともあるため、可能な限りノートパソコンを購入しましょう。デスクトップパソコンを購入する場合、キーボードやマウス、ディスプレイが別途必要になりますが、その分カスタマイズ性が高くなります。
大学生活で必要なパソコンのスペック(性能)
大学生活で必要になるパソコンのスペックをまとめました。
CPU
CPUはパソコンの脳みそのようなパーツで、CPUの性能が良くなるほど省電力性が上がり、バッテリーが長持ちしやすくなったり、高速な情報処理が可能になるため、スムーズに作業を行うことができます。可能な限り性能の高いCPUを選びたいところですが、高性能なCPUであればあるほど価格が高くなります。一般的に大学生活で困らない程度のCPUの目安は、下記リンク先のサイトのベンチマークで5000~6000程度、具体的なCPUでいうと第10世代以降のIntel Core i5 もしくは i3 程度の性能があれば十分です。もっとわかりやすく言うと、Intelのi5(アイファイブ)、もしくはi3(アイスリー)が搭載されているパソコンであれば問題ありません。
GPUの必要性
GPUは、パソコンでグラフィックの出力を行う際に必要なパーツです。一般的なintel CPUもGPUとして機能するようになってはいますが、高度なグラフィックを出力するのであればGeForceなどが搭載されたパソコンを選択しましょう。
ストレージ容量
パソコンに保存可能なデータの容量についてですが、256GBあれば十分です。ただし、高画質な動画を大量に保存する必要があったり、YouTubeに動画を投稿する予定があれば256GBで足りなくなることもあります。ストレージが足りなくなったら、外付けSSDを購入するなどするという方法もあります。
ストレージにはHDDとSSDの2種類がありますが、構造上HDDと比べてSSDの方が圧倒的にデータの読み書きを行う速度が速いため、SSDの搭載されたパソコンを購入しましょう。
Windowsを大学生が買うことについて
大学生が、Windowsを選択することについての概要をまとめていきます。
Windowsはシェアが多い
2021年2月~2022年2月までの期間の日本のOSシェアを表にまとめました。
順位 | OS | シェア |
1 | Windows | 75.04% |
2 | 不明 | 12.28% |
3 | OS X(Mac) | 10.54% |
4 | Chrome OS | 1.42% |
5 | Linux | 0.72% |
6 | FreeBSD | 0% |
stat counterによると、日本のパソコン市場においてはWindowsのシェアが最も多く、およそ7割を超えていることがわかります。それに対してMacのシェアは1割を超えるほどのシェアです。
Windowsのシェアが多い理由
WindowsはOSを無償で提供しているため、パソコン本体を組み立てた後にWindowsをインストールして販売する業者が多いことからWindowsが多数のシェアを占めています。
大学生がWindowsを使うメリット
大学生がWindowsを使うメリットは以下です。
- Microsoft Officeが使いやすい
- Windowsの操作を学べる
- Macと比べて安価
Microsoft Officeについて
Windowsを開発しているマイクロソフト社は、Microsoft Officeと呼ばれる、文章や表を作成するためのソフトを開発しています。このソフトは、Windowsとの互換性が高いため、Microsoft OfficeをWindowsで使うことが最も使いやすくなるよう設計されています。大学生が大学に提出するレポートの多くは、このMicrosoft Officeを用いて作成されるため、大学生がWindowsを買う最大のメリットは、Microsoft Officeが使いやすいということでしょう。
また、Microsoft Officeは、就職後の会社でも広く使われているため、就職後にMicrosoft Officeの操作に不自由することが少なくなります。大学の図書館に置かれているパソコンもほとんどがWindowsであることからも、Windowsの操作になれておくということは重要です。
Macと比べて安価
Windowsが搭載されているパソコンは、Macと比べて安い傾向にあります。同じ金額でWindowsとMacを比べた時に、Windowsの方が高性能なパソコンを購入しやすいです。
Windowsのデメリット
Windowsはシェアが多いため、おすすめのOSですが、デメリットも存在します。Windowsを使うデメリットは、Macと比べてiPhoneとの連携がとりづらいということです。Macは、メモの内容や写真のデータなどをiPhoneと共有することが可能ですが、WindowsとiPhoneの間には特にそういった機能がありません。
また、iPhoneのアプリを開発して公開するためには、Macでなければいけないため、iPhoneアプリの開発を学ぶことができないということもデメリットの一つです。
おすすめのWindowsパソコンメーカー
おすすめのWindowsパソコンメーカーを紹介します。
Microsoft(マイクロソフト)
Windowsを開発しているマイクロソフト社です。当時ハーバード大学に在学中だったビル・ゲイツ氏が創業に関与したコンピュータ・ソフトウェアの会社です。
Microsoftはデザイン性・機能性に優れるWindowsパソコン、Surfaceの開発・販売を行ってます。SSDが搭載されており、CPUもintel i5と申し分のないモデルです。Microsoft Officeも使いやすいため、迷ったらSurfaceを購入しましょう。以下でご紹介しているSurfaceは、マウスがあらかじめ付属しているため、別途マウスを購入する必要はありません。
Surfaceにおすすめの周辺機器
Surfaceを持ち運ぶ際は擦り傷を防止するカバーを使用しましょう。
本体の背面を保護するフィルムをはっておくと傷に強くなります。
画面の保護フィルムと、キーボードカバーを購入しておくと故障しにくくなります。以下は保護フィルムです。
以下はキーボードカバーです。
外で作業する場合のわき見防止フィルターも便利です。
Dell(デル)
1984年、当時まだ19歳のテキサス大学の大学生だったマイケル・デル氏が創業したコンピュータメーカーです。他のパソコンメーカーに比べて安価に新品のWindowsパソコンを購入することができます。
※以下のアマゾンリンクはリンク切れです。
inspiron シリーズ
CPUにintelが使われており、ストレージがSSDになっているノートパソコンです。処理速度も問題なく、学業に支障をきたすことはありません。重量も1.44kgと軽量なため、持ち運びに困ることもないでしょう。CPUはintel core i3でも十分動作しますが、バッテリー持ちや、動画編集などまで視野に入れる場合は、intel core i5以上のものを選びましょう。画面サイズは、大きいほど作業がしやすくなる半面、持ち運びが難しくなります。それほど持ち出さないのであれば大きい画面のものを選びます。
画面サイズがインチ15.6のモデル
画面サイズが14インチのモデル
画面サイズが13.3インチのモデル
inspironにおすすめの周辺機器
上記で紹介したモデルはすべてマウスが別売りのため、マウスを購入しましょう。
マウスパッドをセットで買うのもおすすめです。
ノートパソコンを外に持ち出して使う際は、わき見防止フィルターを使いましょう。画面の大きさ(13.3インチ、14インチなど)にあったものを購入します。
中古のWindowsパソコンについて
中古のパソコンを買うメリットデメリットは他の記事でまとめていきます(準備中)。パソコンは消耗品で、バッテリーなど様々なパーツが劣化することから、なるべく新品のものを購入しましょう。
大学生がMacを買うことについて
大学生がMacを買うことについてまとめました。
Macを買うメリット
大学生がMacを買うメリットは以下です。
- iPhoneとメモや写真を簡単に共有できる
- iPhoneアプリの開発を学べる
- 薄型高性能なMac Book Airが使える
- Macの操作になれることができる
Macは、Android、iPhone、どちらのアプリも開発することができるため、IT系の会社で使われることが多いです。IT系の会社に就職したときにMacに使い慣れていると困りにくくなることがメリットとの一つだと言えます。
iPhoneとの連携
Macは、iPhoneを販売している会社と同じ会社(Apple)が販売しているパソコンです。そのため、メモや写真の他にも、インターネットの共有など、様々な面でiPhoneと連携がとりやすくなるよう設計されています。
Macのデメリット
Macにはデメリットもあります。以下にまとめました。
- Microsoft Officeに最適化されていない
- キーボードがWindowsと異なる
- Windowsでは使えるが、Macだと使えないソフトがある
- Mac Book AirはUSB type-Cの穴しかないため、USBフラッシュメモリなどが挿入できない
Mac Book Airは、USB Type Cとイヤフォンの穴しかないため、USBフラッシュメモリを挿入するために、周辺機器を購入する必要があります。
Macをおすすめしたいケース
Macがおすすめなのは以下のようなケースです。
- Macの操作に慣れたい
- iPhoneアプリの開発を勉強したい
- iPhoneやAir Podsと連携を取りたい
- 薄型のノートパソコンを利用したい
- Appleが好き
iPhoneアプリの開発を学びたい他にも、iPhoneと連携が取れるということや、デザイン性に優れることからMacを選ぶということもMacをおすすめしたいケースです。
おすすめのMac
初めてMacを買う場合、Mac Book Airの最も安いモデルがおすすめです。Mac Book Airは10万円程度で購入可能ですが、搭載されているM1チップは、CPUとGPUを兼ねており、かつ10万円台のパソコンとしては考えられないくらい性能が高いという特徴があります。
高画質な動画を大量に作成する予定がなければ、ストレージ容量は256GBで十分です。
Macの周辺機器
Macの周辺機器についてまとめました。
Magic Mouse
Apple社純正のマウスです。目に見えるボタンがなく、押し込んでクリックして使うマウスです。ビジュアルが美しいのが特徴です。
USB Type C ハブ
Mac Book Airは、USB Type Cとイヤホンを挿入する穴しかないため、USBフラッシュメモリの使用やmicroSDカードの読み書きを行うことができません。そのため、Type Cに対応しているハブを購入することでこれらの様々なデバイスに対応することができるようになります。様々なメーカーがハブを出していますが、安いものは壊れやすかったり、Macの故障につながる可能性もあるため、信用できるメーカーのものを購入しましょう。AnkerやSateti製のものは、Apple公式ストアでも販売されているのでおすすめです。
Windows、Macで迷ったら
WindowsとMacで迷ったら、以下の基準を参考にしてください。
OS | Windows | Mac |
アプリ開発を学びたい | △ | 〇 |
iPhoneと連携を取りたい | × | 〇 |
Windowsに慣れたい | 〇 | × |
Microsoft Officeに慣れたい | 〇 | △ |
おしゃれなパソコンを使いたい | △ | 〇 |
多くの職場ではWindowsが採用されることがほとんどなので、どちらかまよったらWindowsを購入しましょう。WindowsはMicrosoft Officeに最適化されていることから大学で求められるレポートの作成もしやすくなっています。
Macは、iPhoneとの連携が取れることが最も大きなメリットです。iPhoneアプリの開発や、日常生活でiPhoneと連携を取りたい場合であればMacを購入しましょう。
まとめ
大学生におすすめのOSがWindowsか、Macについてまとめました。どちらか迷った場合にはWindowsの購入をおすすめします。