日本語ドメインとは、日本語の文字列をドメインとして使用したドメインを指します。例えば、「ブログ.com」などのドメインは日本語ドメインです。「漢字」「カタカナ」「ひらがな」が日本語ドメインとして登録できます。
目次
日本語ドメインの取得
日本語ドメインは下記リンク先から取得します。
日本語ドメインのメリット
日本語ドメインのメリットは、Googleの検索結果に日本語のURLが表示されるため、日本語圏のユーザーからサイトに流入しやすいということです。また、日本語ドメインであると日本語圏の人から信用を得ることができます。
2022年現在、多くのサイトがアルファベットのドメインを取得していることから、日本語ドメインは目立ちやすく、Googleの検索結果にページが表示された際に目を引きやすいことから、お勧めのドメインです。
日本語ドメインをおすすめしたいケース
和菓子などの販売で、固有の漢字をURLにしたい場合など、特定の状況下においては日本語ドメインの取得がおすすめです。以下に日本語ドメインをお勧めしたいケースをまとめました。
- 難しい漢字をURLにしたい
- 日本語が好き
- 日本人のユーザーに強いドメインを使いたい
- アルファベットの文字列ドメインがすでに取得されていた
アルファベットの文字列が取得済み
例えば、google.comはGoogle社が取得しているドメインであるため、新しく「google.com」を取得することはできませんが、googleの日本語は「グーグル」です。「グーグル.com」であればもしかするとドメインが取得できる可能性があります。このように、アルファベットの文字列がすでに第三者取得しているが、どうしても同じ名前のドメインが取得したい場合に日本語ドメインを使用することができます。
取得するドメインによっては商標や著作権などを侵害する可能性があるので、その点には注意しましょう。
日本語ドメインのデメリット
日本語ドメインはブラウザからの表示では日本語になっていますが、Googleの検索エンジンが日本語ドメインを認識する際は、「ピュニコード(Punycode)」と呼ばれるコードに変換されて認識されます。ピュニコードとは、日本語ドメインをアルファベットでの表記に置き換えた際のURL情報です。
ピュニコードに変換された日本語ドメインは、アルファベットで決められたドメインと異なり、特に意味のない文字列になるため、SEO上不利になる可能性があります。また、LINEやTwitterなどのSNSでURLを共有する際もピュニコードで表示されるため、文字列がうまく認識されづらい傾向にあるということもデメリットです。
日本語ドメインをおすすめできないケース
日本語ドメインをおすすめしたいケースとは反対に、日本語ドメインがおすすめできないケースは以下です。
- サイトを多言語化させる予定がある
- SNSなどで共有した際の文字化けを避けたい
- SEOによりこだわって意識したい
- 海外のサーバーを使う予定
日本語ドメインに対応していない海外サーバーがあるため、ドメインをサーバーに紐づけられず、別のドメインを取得することになる可能性があります。海外まで見据えてサイトを運営したいと考えている場合には、日本語ドメインの取得は避けましょう。
日本語ドメインのメールアドレス
日本語ドメインのメールアドレスはピュニコード表記になります。そのため、「contact@日本語.com」といった表記のメールアドレスを運用することはできません。
SEOと日本語ドメイン
日本語ドメインはGoogleの検索エンジンからはピュニコードで認識されるため、日本語にはなりませんが、検索結果からみたURLは日本語であるたクリックされやすくなります。つまり、日本語圏の読者からGoogle検索流入を見込めるため、SEO上よい効果を発揮することがあります。
ただし、前述したとおりGoogleの検索エンジンは日本語ドメインをピュニコードで認識しているため、逆にSEO上評価がマイナスになる可能性はあります。
まとめ
日本語ドメインのメリット、デメリットについてまとめました。日本国内向けに運用する予定のサイトであれば日本語ドメインは様々なメリットがあるためおすすめです。海外展開を少しでも考えている場合は日本語ドメインの運用は避けましょう。