PHP【基礎編】
PHPの書き方や、PHPで使えるコードなどを紹介します。
PHPの書き方
PHPは、以下のように「<?php」と「?>」でコードを囲んで使います。
「echo」というのは、「文字を表示しますよ」、ということを表すコードです。
「”」で囲われている部分は文字列を表しています。
<?php
echo “Hello, World!”;
?>
PHPのコメントアウト
PHPでは、プログラミング内にコメントを記載することができます。「//」と「#」は同じ機能で、その記号と同じ行の部分はプログラムに無視されるようになります。
/*と*/で囲われた部分も同様にコメントとして認識され、プログラムから無視されます。
<?php
// ここはコメントとなります。
# ここはコメントとなります。
/*
ここはコメントとなります。
*/
?>
変数
変数は、特定の文字列や数値を代入して使います。
例えば、以下の例であれば「$hello」という変数に「Hello World」を代入しています。
<?php
$hello="Hello World";
print ($hello);
?>
変数には、以下の4つのルールが存在します。
1.変数は「$」で始める。
2.変数に使える文字は英字、数字、アンダースコア(_)のみ。
3.変数名の始まりに数字は使えない。
4.変数名の大文字と小文字は区別される。
演算子
算術演算子
$a + $b $aに$bを足す
$a - $b $aから$bを引く
$a * $b $aに$bをかける
$a / $b $aから$bを割る
$a % $b $aを$bで割った余り
++$a $aの値に1を足した後$aを返す
$a++ $aを返した後に$aの値に1を足す
--$a $aの値に1を引いた後$aを返す
$a-- $aを返した後に$aの値に1を引く
比較演算子
$a == $b $aと$bが等しいとTRUE
$a != $b $aと$bが等しくないとTRUE
$a < $b $aが$bより小さいとTRUE
$a > $b $aが$bより大きいとTRUE
$a <= $b $aが$bより小さいか等しいとTRUE
$a >= $b $aが$bより大きいか等しいとTRUE
代入演算子
$a = $b $aに$bを代入する
文字列演算子
$a . $b $aと$bを結合する。
複合演算子
$a += $b a+bの演算結果をaに代入する
$a -= $b a-bの演算結果をaに代入する
$a *= $b a*bの演算結果をaに代入する
$a /= $b a/bの演算結果をaに代入する
$a .= $b a.bの演算結果をaに代入する
論理演算子
$a && $b $aと$bが共にTRUEだとTRUE
$a || $b $aと$bの少なくともどちらか一方がTRUEだとTRUE
$a xor $b $aか$bのどちらかだけがTRUEか両方TRUEじゃないとTRUE
!$a $aがTRUEでないとTRUE
制御構造
条件分岐「if」「else」
「if」は「もし~だったら」という条件が当てはまれば「if」以下の処理を行うコードです。 「if」で条件判定をし、条件に合わなければ次の「else if」で条件判定を行い、さらに合わなければ 次の「else if」へというように繰り返します。最終的にどの条件にも合わなければ「else」以下の処理を行います。
以下の例は、$point に 100を代入した場合の処理です。
$pointは70以上の数なので、以下の処理を行った場合「合格」となります。
<?php
$point = 100;
if ($point >= 70) {
print ("合格");
}
else if ($point >= 50) {
print ("惜しい");
}
else {
print ("不合格");
}
?>
実行結果: 合格
条件分岐「switch」
switch文は条件を指定し、それがcaseの後の値に一致すれば、その後に続く処理を実行します。 switch文は合致した箇所以降の処理を全て行ってしまうため、通常break命令を利用して 処理を強制終了させます。
以下のコードでは、$pointにBを代入しています。そのため、実行結果は「おしい」となります。
<?php
$point = "B";
switch ($point){
case "A";
print("合格");
break;
case "B";
print("惜しい");
break;
case "C";
print("不合格");
break;
}
?>
実行結果:惜しい その他PHPについての詳細はこちら。