SEO対策とは

SEO対策

SEO(Search Engine Optimization)対策とは、グーグルなどの検索エンジンでの検索結果でウェブサイトを多く露出をするために行う対策のことです。検索エンジン最適化とも呼びます。

Google検索セントラル


概要

SEO対策の概要をご紹介します。本ページは、次の構成になっています。

  1. 検索エンジンのシェア
  2. Googleが掲げる10の事実
  3. 内部SEOと外部SEO
  4. 具体的なSEO対策

検索エンジンのシェア

検索エンジンのシェアは以下です。Yahoo!はGoogleの検索エンジンを利用しています。

Google 70.32%Yahoo! 23.51%MSN 4.35%docomo 1.57%naver 0.22%
検索エンジンのシェア

このグラフから読み取れることは、サイトを検索エンジンに最適化させることはGoogleの検索エンジンに最適化させることを意味します。Googleは、検索エンジンにサイトを最適化させる方法を公開しています。以下はそのリンクです。

検索セントラル – Google

Googleの検索エンジンの仕組みなどについては以下の関連記事で紹介します。

EAT

Googleが掲げる10の事実

最も有名な検索エンジン管理会社であるGoogleが掲げている10の事実について紹介します。

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブ上の民主主義は機能する。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  10. 「すばらしい」では足りない。

Googleが掲げる10の事実

Googleの検索エンジンのアルゴリズムは変更されることがありますが、上述の項目に従ったサイト制作を心がけることでアルゴリズムの変更にも対応可能になる可能性が高いです。


内部SEOと外部SEO

SEO対策には、内部SEOと外部SEOが存在します。それぞれについて詳しく説明します。

内部SEO

内部対策とは、自分の管理しているサイトの内部情報を検索エンジンで検索されたときに上表示されやすくなるよう対策を施すことを指します。内部SEOの具体例としては、HTMLの記述内容などの記述的なものがあります。内部SEOはGoogleが提供している公式の資料をもとに行います。

レンタルサーバーと検索順位

外部SEO

外部SEOとは、内部SEOとは反対に、自分のサイト以外で自分のサイトが検索されたときに検索結果で上位表示されるよう対策を施すことです。外部SEOの具体例としては、被リンクといって、自分のサイトのURLが他社のサイトで紹介されることなどがあります。


SEO対策に有効なHTMLの活用

WordPress等でサイトを作成した場合、ページがHTMLで構築されます。SEO対策に有効なHTMLタグの使い方を紹介しているのでこちらの記事を参考にしてください。

【SEO対策】SEO対策に有効なHTMLタグ

関連記事

ユーザーインターフェースとは、アイコンやリンクの配置などについての情報です。詳細は以下のリンクで説明しています。

UI(ユーザーインターフェース)


具体的なSEO対策

SEO対策に関する重要な用語 引用元はこちら。(Google公式資料)

  1. インデックス・・・Googleが特定のページを取得し、そのページを読み込んでインデックスに追加すること。
  2. クロール・・・Googleが新しいウェブページまたは更新されたウェブページを検出するプロセスのこと。
  3. クローラ・・・ウェブのページをクロール(取得)してインデックスに登録する自動ソフトウェアのこと。
  4. Googlebot・・・Google クローラの一般的な名称。Googlebotは常時ウェブをクロールしています。
  5. SEO・・・検索エンジン最適化の略称。仕事として検索エンジン最適化を行う人の肩書きとしても使用される。

サイトマップをGoogleに提出する

サイトマップのイメージ

Googleの検索結果にサイトを表示させるためには、まずGoogleにサイトを見つけてもらう必要があります。最適な方法は、サイトマップを送信することです。WordPressでサイトマップを送信する場合、「All in One SEO Pack」などのプラグインを利用します。プラグインの導入方法はこちら。

サイトマップの送信方法などの詳細は、Google検索セントラルを確認しましょう。

サイトマップの詳細はこちら(Google検索セントラル)

クロールさせたくないページをGoogleに伝える

すべてのページをクロールさせるのではなく、以下のページのクロールを避けます。

  • サイト内の検索結果ページ
  • プロキシ サービスの結果として作成された URL のクロール

これらのページの他にも、以下のようなコンテンツをGoogleにクロールされるのを避けます。

  • 低品質なコンテンツ
  • 競合他社のクローンコンテンツ

Googleのロボットがサイトをクロールするのを避けるためにnoindexタグ、nofollowタグを使用します。noindexタグはGoogleの検索エンジンにサイトやページがインデックスされるのを防ぎます。詳細は下記リンク先のページでまとめました。

Googleとユーザーが同じようにコンテンツを理解できるようにする

Googlebot がページをクロールするとき、平均的なユーザーが見るのと同じ状態でページを参照できる必要があります。最適なレンダリングとインデックス登録を実現するには、ウェブサイトで使用している JavaScript ファイル、CSS ファイル、画像ファイルへのアクセスを、必ず Googlebot に許可してください。

引用:Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする

各ページに固有の正確なタイトルを付ける

<title>タグを利用して、各ページに固有の正確なタイトルを付けます。WordPressであれば、ページのタイトルが<title>タグに入力されます。<title>タグは、読みやすく、ページのコンテンツの主題が効果的に伝わるタイトル テキストを選択します。

次のことは避けましょう。

  • ページのコンテンツと関連のないテキストを <title> 要素で使用する。
  • 「無題」や「新しいページ 1」など、デフォルトのテキストや曖昧なテキストを使用する。
  • サイトのページ全体または多数のページにわたって、すべての 要素に 1 つのタイトルを使用する。
  • 要素で不要なキーワードを乱用する。

<title>タグの例

<html>
<head>
    <title>ここに固有の正確なタイトルを入力します。</title>
    <meta name="description" content="ここにメタディスクリプションを入力します。メタディスクリプションとは、特定のページの説明を140文字以内で記述したものです。ページの要約とも言えます。">
</head>
<body>
...

SEOに有効なページタイトルの付け方を下記リンク先でまとめています。

サイトタイトルについては下記リンク先にまとめました。

SEO対策に有効なHTMLタグのまとめはこちら。

メタディスクリプションを利用する

メタディスクリプションとは、<title>タグ同様に、HTMLファイルの<head>タグ内に記述される、サイト上のページについて説明したタグです。検索結果に表示されるため、ユーザーの目を引きやすく、わかりやすい要約を記述します。

正確にページ内容を要約し、ページごとに異なるメタディスクリプションを記述しましょう。

次のことは避けましょう

  • ページの内容と関連のないメタ ディスクリプション タグを記述する。
  • 「これはウェブページです」や「野球カードについてのページ」のような一般的な説明を使用する。
  • キーワードだけを羅列した説明を記載する。
  • ドキュメントの内容全体をメタ ディスクリプション タグにコピー&ペーストする。
  • サイトのすべてのページや多数のページにわたって 1 つのメタ ディスクリプション タグを使用する。
<html>
<head>
    <title>ここに固有の正確なタイトルを入力します。</title>
    <meta name="description" content="ここにメタディスクリプションを入力します。メタディスクリプションとは、特定のページの説明を140文字以内で記述したものです。ページの要約とも言えます。">
</head>
<body>
...

メタディスクリプションの詳細はこちら。

見出しタグの正確な利用

<h1>タグなどの、見出しタグを正確に利用します。次の記述はGoogle検索セントラルからの引用です。

わかりやすい見出しを使用して重要なトピックを示すと、コンテンツの階層構造が作成され、ユーザーがドキュメント内を移動しやすくなります。

長い論文の概要を書く場合と同様に、ページ上のコンテンツの主要なポイントと下位のポイントは何かを検討し、それに応じてどこに見出しを使用するか決定します。

見出しタグは意味のある場所で使用してください。ページ上の見出しが多すぎると、ユーザーがコンテンツを読みにくくなり、1 つのトピックがどこで終了して次のトピックがどこから始まっているのか判断しにくくなります。

SEOスターター ガイド – Google検索セントラル

次のことは避けましょう。

  • ページの構造を定義する際に、効果的でないテキストを見出しタグで囲む。
  • <em> や <strong> のような他のタグのほうが適している場所で見出しタグを使用する。
  • 見出しタグのサイズを不規則に変える。
  • ページで見出しタグを過度に使用する。
  • 非常に長い見出しを使用する。
  • 構造を示すためではなく、テキストの書式を整える目的で見出しタグを使用する。

見出しタグは、<h1>、<h2>、<h3>…のように階層になるように使用していきます。一般的なブログの見出し構成は以下のようになります。

<h1>大見出し1</h1>
 <h2>中見出し1</h2>
   <h3>小見出し1</h3>
    ...
 <h2>中見出し</h2>
   <h3>小見出し</h3>
    ...
 <h2>まとめ</h2>

構造化データのマークアップを追加する

詳細はGoogle検索セントラルを参照してください。

構造化データの利用により、以下の項目をサイトの検索結果に反映できます。

  • 販売している商品
  • お店やサービスの所在地
  • 商品やビジネスに関する動画
  • 営業時間
  • イベント情報
  • レシピ
  • 会社のロゴなど

これらの情報を追加するには、Googleマイビジネスへの登録が必要です。詳細につきましては下記リンク先を参照してください。

サイトの階層を整理する

サイトの階層をわかりやすくするために次のことは避けましょう。

  • ナビゲーション リンクを複雑な関係にする(例: サイト上のすべてのページを他のすべてのページにリンクする)。
  • コンテンツを過度に細分化する(そのため、ホームページから到達するのに 20 回もクリックする必要がある)。

詳細はGoogle検索セントラルを参照してください。

サイトをモバイルフレンドリーにする

モバイルフレンドリーとは、モバイル端末からサイトを確認した時に、適切なデザインにサイトがなっていることを指します。レスポンシブデザインとも呼ばれます。

スマートフォンや、タブレットに対応したデザインでサイトを構築してください。詳細は下記リンク先にまとめています。

まとめ

SEO対策に関する詳細な情報をまとめました。SEOには様々な要因が関係しており、専門的な知識が必要です。また、サイトに施したSEO対策は結果が出るまでに数か月必要であり、長い期間をかけて行っていく必要があります。Googleは検索エンジンのアップデートを頻繁に行っていることから、Googleのアップデートによって様々なSEO対策を行います。